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最期のお別れ [子育て]

娘ちゃんを連れて、お通夜に行ってきました。

ちゃんとお別れすることが大事かと思ったからです。


お通夜に行き、受付を済ませ、お焼香をしました。

娘ちゃんにもさせました。

こうやってこうなって・・・

おてて合わせて・・・


泣くことなく行っていました。


会場を出る時に、おばあさんと若旦那に会いました。

「娘ちゃんありがとうねええ。じいじは喜んでいるよおお。」

私はいい言葉が見つからず、お辞儀をしていました。


帰り際「どうしてじいじの気持ちがわかるの?」

え???幼児ってドキッとする返事に困る質問をしてきます。

はは「そうねええ、ばあばと叔父さんは、ずうううとジイジと暮らしてきたから気持ちがわかるんじゃないかな?ママも喜んでいる顔が浮かんだもん。」

娘ちゃん「そっかああ・・・」


帰りの車では、無言でどこを見ているのか?わからなかったです。

車の中でおしゃべりしないのは本を読んでいる時くらい。

娘ちゃんの心の中でどんな事を考えているのが知りたかったけど、そっとしておきました。


一週間後


お米屋さんの前を通ると旦那がいました。

娘ちゃんは、いつもの挨拶をします。

旦那「この前は来てくれてありがとうねええ。」

私はお辞儀するだけ。

娘ちゃんの様子を見ると笑顔ではない。でも泣いていませんでした。

わたし「しょなのかは?一緒に?」

旦那「そう、一緒に済ませてきました。」

わたし「そうですかああ。むすめちゃん、じいじは天国に行く為に旅に出ているんだよ。」

娘ちゃん「え?」

旦那「そうそう。」

わたし「お地蔵さまにあったり、この世での行いをもって旅に行ってるから、お空に向かって応援しようね。」

娘ちゃん「わかった!」


人間は、死後の色々な世界を持っています。

娘ちゃんに教えるのはまだ難しいです。

私は祖母に教えてもらった程度の事を教えました。

お葬式後焼かれて骨になる事も、それがお墓に入っていることも、それが現実だからです。

少しずつ理解したり、年齢に応じて感じることが積み重なってくれたらと思っています。


人間それぞれの世界、宗教が共存し認め合い、平和な世界が続きますように。


90年という長い長い歴史を持った人生が一つ終わりました。

その歴史が無駄にならないように、忘れないようにして、不幸な歴史を繰り返しませんように。


時々、娘ちゃんとも、こんな話をしていきたいと思っています。

そして、人も限りある生き物である事を忘れないでほしいと思います。


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